LLP(有限責任事業組合)ひこね街の駅 武櫓倶

新年を迎え・・新たな決意を!

 『柿は胆の毒』 

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花しょうぶ通りにある街の駅「戦國丸」や「しょうぶ屋」には、彦根城築城400年祭が終わった今も全国から多くの若者達が訪れてくれます。
そのほとんどが「彦根が誇る二つの名城」の一方の雄である、佐和山主従の石田三成、島左近の熱心なファンであり、20代の若い女性が中心だということも大きな特徴です。



f0017409_19453493.jpg1600年(慶長5年)、太閤秀吉の没後、利と数の力で天下を狙う250万石の大大名「徳川家康」に対し、足った19万石の「石田三成」は、「一人が万民のために、万民が一人のために命を注げば、すべての人間の人生は吉となる・・」と言う意味の『大一大万大吉』の義の旗を立て、天下分け目の関が原で、真っ向から強大な家康に立ち向かいました。


f0017409_19465596.jpgご存知のように、義が利に勝つ事は叶いませんでしたが、不利を承知で最後まで忠義に生きた清廉な生き様は、あれから400年の時を越えた今、「平成の下克上」と呼びたくなるような現在の利と数が最優先の世のなかで、かつての義の武将達は感性鋭い女性たちに再び、新たな強い共感と慕情を生んでいるようです。


f0017409_19473978.jpg仏法に、「不惜身命(ふしゃくしんみょう)なり、但惜身命(たんしゃくしんみょう)なり」という言葉があります。「命を惜(お)しむ事なかれ。命を惜しまざる事なかれ」と云う意味です。大志のために命を惜まないとは、命を粗末にすることではなく、命を大切にすることであると説いている。
 関ヶ原の役で、武運つたなく敗れた石田三成には、つぎのような逸話が伝えられています。

f0017409_19541618.jpg捕えられて、籠(かご)で徳川勢に引き立てられていく途中美濃(岐阜)を過ぎるころ、水を所望した三成に徳川家の警護の者は柿を勧めたという。三成は、北近江に古くから伝わる言い伝えどおり「柿は胆の毒である。せっかくだが頂戴できない」とこれを辞退した。すると、徳川家の警護の者は、「明日、斬られる身に胆の毒もあるまい」と大きく笑ったという。これを見て三成は、「貴公たちには、わしの心事はわかるまい」と小さく微笑んだという。
三成にとって、明日は身を斬られるに決まっている。しかし、今日はまだ命がある。命あるかぎり、豊臣家のために捧げたこの身は大切にしなければならぬ、という三成の心事は、心ある人に理解され語り継がれてきました・・・

「不惜身命なり、但惜身命なり」


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本当に命を惜しまない英雄は、命を大切にするものである。
わたしたちもやはり、どんな逆境の中でも決してあきらめずに、最後まで強く生き抜く新たな決意が必要です・・

主君石田三成公のように・・・

合掌
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by machinoeki | 2007-12-27 19:58 | 駅長日記
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