LLP(有限責任事業組合)ひこね街の駅 武櫓倶

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いま、なぜ石田三成か……

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全国の皆さんから要望が多かった三成の無二の親友大谷吉継をモチーフとした「おおたににゃんぶ」の初登場にあわせ、前回大好評を頂いた聖地「佐和山城祉」周辺で、この秋11/23(日)に「第二章友よ!」と題して「再会劇」をバージョンアップしてついに開催決定しました。
前回同様入場無料の手作りのイベントですから大きな仕掛けはありませんが、参加してくださる皆さんと共につくり、育て、盛上げる楽しい時間の共有ができるイベントを目指しています。

「義の再会劇」の他にも初登場!近江むかし発見隊による伝承劇「石田三成と嶋左近の伝承」近江未来塾主催で始まり、佐和山天守跡からは「第七回近江中世城跡琵琶湖一周のろし駅伝」ののろしも上がり、 全員参加の「義の家臣団ゲーム大会」や「義の三将とひこにゃん切手」「関が原合戦祭りポスター」などのレアな商品が当たる戦國抽選会もあります。勿論初めての揃い踏み義の三将との写真撮影会も行います。そしてそして前回に引き続き今回も再会劇!の前に、解義「石田三成と大谷吉継」と題し今回の再会劇の時代背景や当時の歴史を紐解く鍵として、郷土史研究家第一人者のT女史(佐和山研究会、オンライン三成会)に講演(前説)をお願いしています。地元ならではのお話が聞けるかも・・必聴です!

他にもこの秋は、関が原戦国祭りやゲームソフト会社大手のK社から東京ゲームショウへの出演オファーなど予想を超える忙しい秋となりました。
それにしても大河ドラマ「天地人」、「東京ゲームショウ」、「関が原合戦祭り」・・etc 
最近なんだか我々が10年前から始めた小さな活動が、いまやなんと時代を大きくリードしている先駆者だったんではと感じさせる様相となってきました。
大きな声ではいえませんが、ひこにゃんらと共に参加する「ゆるきゃラサミット」などは今や!小さい小さい!仔細ジャ!と・・・感じてしまうほどのスケール感です♪ 笑


「彦根には、立派なマスコットがいらっしゃいますし、いまや歴史ファンの「聖地」となっていますので、ご無縁かもしれませんが、地域振興のお手伝いが出来ればと思っています。」
ー勿論リップサービスですが、私達にはとてもうれしい激励の言葉です!ありがとうございますー 

彦根、佐和山、花しょうぶ通りは今や歴史ファンの「聖地」らしい・・・えっ!ホント~ですか・・・?


あと、戦國丸に10/18・19関が原合戦祭りのポスターとチラシ届きました。
「信長の野望」などを手がけた有名なイラストレーター長野剛氏の見事な「義の三将」の油絵のイラストです。
すご~く、すごーく!かっこいい!!!!!

担当の方も
「おたくさん(戦國丸)の為に作ったようなポスターになりました」
と笑っておられました。  あーっ!三成と左近と刑部!!!義の三将揃い踏み♪

とにかく今年の関が原合戦祭りは関が原町めちゃくちゃ力がはいっています!
とにかく凄くいい感じ!
是非ご覧下さい

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関ケ原ふれあい21~町制80周年記念事業 「関ケ原合戦祭り」主催者サイト


さて、やはり今一度!「大一大万大吉」

いま、なぜ石田三成か……独断の石田三成私論「中井 俊一郎」著サイト~
中井 俊一郎 氏
経歴
元Nifty歴史フォーラム副代表(Sub-sys)
元Nifty城郭フォーラム副代表(Sub-sys)
現在 オンライン三成会 代表幹事

「私は三成の弁護人といいますか、三成が好きですね。好きだというのは、なんだか知らないけれども、彼には近代人のにおいがするもんですから…。そして政治家くさくない。」
(司馬遼太郎氏)


「私は、もし豊臣秀吉が長生きしていれば、三成は治世の名臣になったのではないかと思う。(中略)
関ヶ原でも三成の天下分け目の決戦へのビックプロジェクトの筋書きはさすがである。たかだか十九万石で五奉行の一人が日本を二分できたというのは、たいへんな辣腕ぶりだといわねばならない。しかも、後世の辣腕家は様々な形で三成の筋書きを踏襲している。(中略)その意味で三成はビックプロジェクトにおける比類ない名作者であったということができよう。」
(堺屋太一氏)


「歴史は勝者によって書かれる。その意味では、関ヶ原の戦いで敗れた三成が勝者徳川家康サイドにたつ江戸幕府の御用史家によって「姦雄」、果ては「豊臣家を滅ぼした佞臣」といったレッテルを貼られたことは致し方ないことなのかもしれない。(中略)
仮に、豊臣政権が二代、三代と続けば、初代“官房長官”三成は、“名官房長官”として歴史に書き記されたはずである。(中略)私は、“官房長官”としても三成を高く評価している。また秀吉と三成の関係は、上司と部下の関係としても特筆されるものだったとみている。」
(小和田哲男氏)


「敗軍の将、謀反を起こして敗れた者の中で、三成だけが、最期にさわやかな逸話を残しています。これは、私、一つの不思議だと思うんです。三成についてはほとんど徳川方の歴史しか残っていないわけで、徳川にしたら憎い相手ですね。だから、めちゃくちゃに悪くしてもいいのに、そういうさわやかな逸話が残ったということは、民間に三成敬慕っていいますか、そういったものが長く尾を引いていたんではないかと思うんです。」
(北条誠氏)



みんなでもう一度是非振り返りましょうネ!
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by machinoeki | 2008-09-21 22:44 | お知らせ(NEWS)

2008秋のイベントスケジュール

ついに開催決定!!! 
義の旗のもとに「第二章 友よ!」


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春に開催しました大好評!義の旗のもとに「再会!」に続く、LLP街の駅主催
秋の大イベント11/23(日)開催の義の旗のもとに「第二章 友よ!」 を義の聖地!佐和山城祉周辺で開催することが決まりました♪

他にも主にLLP街の駅及び花しょうぶ通り商店街関連の2008秋のイベントスケジュールをまとめてお知らせします。
滅茶苦茶ハードな秋になりそうですが・・・笑
「花しょうぶ十二将」弱小ながら力を合わせてがんばっています!
全国の義の同士&佐和山家臣団のみなさんどうかお力をお貸し下さい!
広報もご協力よろしくお願いします


 「もうわしは目が見えぬ・・お互い目が見えぬ誼(よしみ)この命くれてやる!」

 「三成受け取れ!」

 「・・・刑部!・・・・」
 


これから訪れる苦難の道なれど、ふたりの目には涙が溢れ
ただ固く結んだ手のひらの温もりが、さらに涙の筋を多くする・・・


力強く背筋を伸ばし、不利な時ほど力を貸してくれる・・命をも賭けて・・・
そんな友と一緒ならどんな逆境にも立ち向かえる!
三成と左近にもそんな勇気が心の底から湧いてきた事でしょう!


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 ---- 街の駅力教室 ------- 

◇9/28(日)スタート!「花と遊びましょう!」開催 500円 小中学生対象
◇おさらい塾「寺子屋力石」最近盛況!毎週月・木 まじめに寺子屋塾やっています
◇手作り甲冑教室 戦國丸にて毎週水曜日 14時~と19時~


 ---- 2008秋「LLPひこね街の駅」主なスケジュール------ 

◆9月26日(金)午後2時に山形県米沢市長「戦國丸」来訪予定

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◆9/28(日)しまさこにゃん!お江戸出陣 『猫の輪EXPO 2008』
 東京都飯田橋コートメダリオン 11:00~17:00

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◆10/9(木)~10/12(日) 「東京ゲームショー」 幕張メッセ
いしだみつ&しまさこにゃん 新ゲームソフト「采配の行方」祝賀応援するために急遽参陣!
 
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◆10/18(土)・19(日):「関ケ原合戦祭り」
いしだみつにゃん&しまさこにゃん参陣 
  開催日時 2008年 10月18日(土)~19日(日)10:00~16:00
  開催場所 関ケ原ふれあいセンターおよび周辺、笹尾山ほか古戦場一帯
『戦国楽市』……戦国グッズ専門店等が出店する戦国グッズマーケットに「戦國丸」出店

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◆10/25(土)・26(日):150年祭「ゆるキャラ祭り」
『井伊直弼杯 全国ゆるキャラ大綱引き大会!』トーナメント方式
開催日時 平成20年10月26日(日)11:00受付  12:00開始
場  所 花しょうぶ通り商店街(通行止)子供の部12:00~ 大人の部13:00~
大人の部 1チーム10名 8チーム募集 ※中学生以上(女性2名以上入れる)
子供の部    〃      〃  ※(男女制限なし)計16チーム       
・雨天時は茶会(街の駅)開催(予定) 抽選100名 

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◆11/1(土)・2(日):150年祭「直弼杯囲碁大会」
主に11/2(日)は花しょうぶ通り会場で150面打ち(75面×2)開催
10:00~ライブ(特設ステージ) 13:00~150面打ち(花しょうぶ通り) 
18:00~交流会(街の駅)
◆11/9(日):「彦根シティーマラソン」開会式に「しまさこにゃん」登場!
◆11/16(日):「国友鉄砲を訪ねて」サイクリングエコツアー

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◆11/23(日):義の旗のもとに「第二章 友よ!」
 10時受付 11時イベント開始  入城無料
「石田三成と嶋左近の伝承」おうみ未来塾近江むかし発見隊:11時~
野掛楽音楽座(ランチタイムライブ):11時45~13時
解義「石田三成と大谷吉継」 田附清子(佐和山城研究会):13時~
再会劇!義の旗のもとに「第二章 友よ!」:13時15~
義の家臣団参加型ゲーム大会&抽選会:13時45~  終了3時予定
*物販ブース&食ブース(10店舗程併設)

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◆ 11/28(金)夜~11/30(日) :
「天地人米沢訪問バスツアー」
 大型バス1台予定


 -----その他のスケジュール------- 

9 /20 日(土)『それぞれの彦根物語』
「400 年祭経済調査からみえてきたもの」得田 雅章 (滋賀大学経済学部准教授)
*9/27(土) 「HAPPY FOREST 2008 in 多賀」11:00~20:00
 ライブ、食ブース、ものづくりオーナー 高取山(多賀町藤瀬) 参加費2000円
*9/28(日):第一回多賀「里の駅」シンポジュウム 11:00~ 
*10/11(土):多賀町主催「耐震化セミナー」 街の駅「寺子屋力石」
*10/11・12(日)150年祭第二回「足軽屋敷と上田道三絵画展」
*10/15(水)~22日(水)NAOKI展「石とワイヤーとあかり」 西覚寺 無料
*11/8・9(日)150年祭第三回「足軽屋敷と上田道三絵画展
*11/8(土)10:00~「清涼寺法要」 法話・弁当・お茶&弦楽四重奏 1,000円 
お気軽に参加を望む by清涼寺


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LLP(有限責任事業組合)ひこね街の駅
〒522-0083 滋賀県彦根市河原2丁目3-6
E-Mail:eki@packet.ne.jp
TEL:27-2810「力石」/27-5058「戦國丸」
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by machinoeki | 2008-09-17 01:22 | お知らせ(NEWS)

彦根まちなか見聞録4 『パン屋のおっちゃんは、熱血アートプロデューサー』

 『それぞれの彦根物語』  
                                          リポートby E.H
 【彦根物語51】平成20 年9 月13 日(土)10:30~12:00
「県内の芸術家さんとの出会い ― 高宮町蝸牛会アート展について」
馬場 貞二 (クラウンブレッド平和堂
) 


アート展を開催することによって県内の芸術家さんの作品を紹介するとともに、高宮町を訪れた人達に町並みを歩いていただき、高宮の風と空気と水を肌で感じていただきたいという思いです。また、テント地に作家さんや園児・学生等に絵や書を描いていただき展示しています。


それぞれの彦根物語 
 9月13日(土)は、「県内の芸術家さんとの出会い 高宮町蝸牛会アート展について」だった。
 いつもどおり10時20分頃に「寺子屋力石」に行くと、入り口前に大きな「ひこにゃん」の立看板が出され、そのまわりに人があふれていた。通りの反対側の軒先にも6人ほどの人が立って熱心に話している。
 中に入ると、また「ひこにゃん」看板、壁面には大きなテント絵と「若鮎」と書いた大墨書。混雑しているため立ち止まっていると、すぐに威勢のよい声がとんできて、「スタッフさん、名簿に記入してもらって!」。女性スタッフに促されて住所、氏名を記入した。次回のアート展の案内を送っていただけるという。
 「アートだから」とスマートなイメージを持っていたのがみごとに裏切られた。この演出、顧客管理はイベント・プロデューサーのものだ。


d0087325_1446314.jpg11年続く町の手作りアート展
 馬場貞二さんは、彦根市高宮町の「クラウンブレッド平和堂」の店主。400年祭では、「ひこにゃん」を手書きした特大パンを販売して話題を呼んだが、その普通の「パン屋のおっちゃん」が、実は、高宮町全体を巻き込んだ現代アート展「蝸牛会アート展」のプロデューサーだったのだ。

 高宮町蝸牛会の活動が始まったのは平成9年度の福山聖子風景画展から。蝸牛とは「かたつむり」のことで、現代アートとは不釣り合いな感じがするが、由来は不明だ。

 事の発端は、細密な線で古民家を描く福島さんが、古い蔵の残る宿場町の高宮町でスケッチをしては、馬場さんの店でパンを少しづつ買って帰ったことから。「パンがおいしい」と福島さんからほめられた馬場さんは、たちまち彼女の大ファンになり、彼女の絵画展をお寺で開催する。会場で来場者にパンを無料で配ったら150個のパンがたちまちなくなった。

 「高宮町の人たちはこれほど芸術に飢えているのか」と感じた馬場さんは、平成11年に再び福島さんの絵画展、蓮渓円誠のからくり玩具展、渋谷章の獅子舞写真展を開催する。以後、絵画、書、陶芸、藍染、生け花、ガラス工芸、タペストリー、絹衣、木工、三線、よし笛、テント壁画とジャンルを変えつつ、毎年開催し、平成20年度で11回を迎えた。

遠いアート、近いアート 
 会場は、高宮地域文化センター、徳性禅寺、高宮小学校と広がって、大きなテントに絵画や墨書を描いたテント展は全長170m。著名な作家だけでなく、小中高校の美術部、幼稚園や保育園、市民グループ、個人や家族が、43枚を描いた。
 さらに、力石で上映されたDVDでは、ライブイベントとして岩村哲士が実際に絵を描く姿が映し出された。生命をつなぐ「いきもの」の力があふれる絵と、それを描く作家の創作の力あふれる姿を高校生と思われる人たちが大勢で、間近に、熱心に見ていた。

 いわゆる美術館で開かれる美術展ではあり得ない特徴である。前者を「遠いアート」と呼ぶなら、これは「近いアート」だ。地域の人々が自ら主催し、暮らしの中で生きる楽しみを見いだし、暮らしを楽しむ、普通の人が普通に参加し、楽しむことのできるアートだ。
 こんな力強い手作りアート展をプロデュースする馬場さんとスタッフはどんな人たちなんだろう? 俄然、興味がわいた。
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すごいパン屋のおっちゃん、おばちゃん 
 これだけのアート展を毎年開くと資金が心配になる。
 いくら手作りとはいえ、チラシの印刷やテント地などの材料だけで50万円、全体では100万円ぐらいかかるそうだ。入場無料だから寄付集めも大変で、地域の商店や大手企業の工場に協賛してもらう。さらに、安い報酬しか払えないため作家の招聘も大変で、馬場さんは商売そっちのけで、何度も足を運んでいるらしい。

 まわりの人によると、馬場さんは「熱意と思いこみ」の人で、自分たちは必ずできると信じて私利私欲を超えて行動する。その人柄と行動力が多くの人に感動を与え、活動に巻き込まれていくという。馬場さんのような「アホの旗振り」がいなければ何も変わらないと参加者の一人は表現された。「アホ」とは、「自分の得にならないのに」という意味だ。

 馬場さん自身も「迷ったときは、損得よりも善悪を考える」ことを信念にしていると述べられたが、力石に来た人たちは、一様に「奥さんが偉い」という。後で判ったが、奥さんもスタッフの1人として力石に来ておられた。その奥さんを前にして、みんなが「支える奥さんが偉い」というのだから、よほどすごいのだろう。

スタッフも市民作家もすごい 
 ところが、すごい人はこれだけではなかった。
 元教員で80歳近い方が企業の相談役としてアート展を支えていたり、地域の企業を定年退職後ビデオ映像づくりに取り組んでNHKの全国ビデオ映像大賞に応募し3位に入った人がアート展の記録を担当したりと、多士済々。

 そんな人たちが9時前に力石に来て、10時半からの準備をしていたのだ。「ひこにゃんパン」も用意されていた。みんなで切り分けていただいたが、なつかしいカステラパンで、柔らかい生地にクリームがおいしい。注文すれば作ってもらえるそうだ。
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アートによるまちづくり 
 最後に、コーディネーターの山崎滋賀大学教授が、アートによるまちづくりを紹介された。一昔前まで「まちづくり」は、建築や都市計画などの土木建設分野が主役だったが、近年は、文化や芸術、教育などが「まちづくり」の主役になっている。
 アートは人を活性化し、創造によって地域を再生する力を持っている。「創造都市」には多くの人が集まる。世界的に有名な例は、スペインのビルバオで、鉄鋼業の衰退でさびれた都市を再生するため、芸術家を町に住まわせて作品を発表させる「アーティスト・イン・レジデンス」が進められた。アートのもつ可能性は大きい。是非、アーティストが住む町にしようと締めくくられた。
                                            (By E.H)
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それぞれの彦根物語52
 来週、9月20日(土)は、滋賀大学経済学部 得田雅章准教授の登場です。
 「400年祭経済調査からみえてきたもの」  
400年祭で彦根は大きく変わりました。市民に自信が生まれたように思います。
では、経済調査では何が見えてきたのでしょうか。得田先生、期待しています。
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by machinoeki | 2008-09-15 22:45 | 談話室「それぞれの彦根物語」

彦根見聞録 『おいしい400年祭、おいしい彦根』

 『それぞれの彦根物語』                                                                              リポート by E.H      【彦根物語50】平成20 年9 月 6 日(土)10:30~12:00
「「井伊直弼・大老料理の再現」
小島 盛義 (滋賀大学彦根地区生活協同組合店長)
 



汲んでも汲んでも次々に湧きいづる「物語の泉」。
今回は、「それぞれの彦根物語」が始まった頃は思いもしなかった50回目。市民の物語が、ここまで豊かで、尽きることなく続くとは想像もできませんでした。
 まだまだ、素敵な人、感動の物語が眠っているに違いありません。

d0087325_14372224.jpg 井伊直弼・大老料理の再現 
 記念すべき50回目の主人公は、滋賀大学彦根地区生活環境組合 店長 小島盛義さん。
 小島さん達は、彦根城築城400年祭滋賀大学協賛事業として、井伊直弼直筆の献立に基づき、幕閣をもてなした「大老料理」を復活し、2007年11月1日、経済学部講堂を彦根藩邸に見立てて、市民ら100名を招待し、料理とお茶と琴でもてなしました。

  「大学生協がなぜ、大老料理を?」と思いますが、実は伏線がありました。小島さん達生協の職員は、学生が朝食に関心を持たないことに強い懸念を抱いていました。同時に、全国各地から集まった学生の多くが、地域と無関係で「彦根に来て良かった」という実感を持たないことにも強い問題意識を持っていたのです。


 立ち話から大老料理が復活

 どうしたらいいのだろうと考えあぐねた小島さんは、ある教授と立ち話をします。すると、その教授は、「そういえば、20年くらい前に、井伊直弼の料理を食べたことがある。資料を探してみる。」と、私から見ればとんでもない事を言い出します。おそらく小島さんもそう思ったでしょうが、教授の方が一枚上でした。翌日には、献立表が届きます。
 ここからが小島さん達の偉いところで、200年1月に、その献立を再現して学生達に試食させ、おいしいという評価を得ます。しかし、原材料だけで1500円、売価は2500円~3000円もする料理を、学生に出すのはやはり無理でした。当然ストップします。
 でも、実行した成果は、みごとに400年祭で復活します。まさに「復活・大老料理」の復活です。
 
衣装も茶器も 思いは伝わる
 おもしろかったのは、このイベントで、学長に井伊直弼に扮してもらおうとしたのですが、衣装がありません。商店街の人に相談したら東映太秦映画村につないでくれて、ついに井伊家の家紋までそろいます。茶道部の協力をえてお茶を出そうと考えますが、100名分の茶器はとてもありません。これも商店街の人に相談したら、快く貸してもらえました。
 困ってもあきらめないで、いろいろな人に相談すればいいんですね。心が暖かくなる話です。


食べてみなくてはわからないこの味を、再び
 大老料理を試食しました。どれもおいしくて、小島さんの話を聞くのも食べながらです。
「いり鶏」は、薄味でヘルシーで女性に人気でした。「鯛の皮付き さんしょ」は、鯛の皮付き切り身を直火であぶって塩味と山椒でぴりっとした味。「赤味噌・魚田青串」は、サンマを素焼きにして、赤味噌をのせ田楽にしたもので、食べたことのないおいしさ。「塩むし きす」は、塩を打って蒸したキスで、栗の甘煮と合わせると本当においしいだろうなと思わせます。
 実は、大老料理が味わえる機会がもう一度あります。2009年3月1日、滋賀大学にて開催予定の「ひこね開国フェスタ」。今回はなかった「鴨、大根おろし」もあるフルセットです。絶対参加します。
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おいしい彦根 
 こういう「彦根物語」もいいですね。これまで食物、飲物の話はあまり出てこなかったのですが、それも不思議ですよね。 「400年祭シリーズ」が終わったら、「おいしい彦根シリーズ」はどうでしょうか? 
 えっ!来週の彦根物語も「おいしい」?  でも、来週は、9月13日(土)10時半から
「県内の芸術家さんとの出会い  -高宮町蝸牛会アート展について」 馬場 貞二(クラウンブレッド平和堂)さんですよ。 ああっ!「ひこにゃんパン」だ!

多賀「里の駅」シンポジウム 
 もうひとつ、おいしいイベントを紹介します。
 9月28日(日) 第1回多賀「里の駅」シンポジウム を開催します。
 11時から「そばの花鑑賞会と新米での食事会」を多賀町一円地区で。参加費は1500円。そのあと14時から築250年といわれ、井伊直弼も泊まった「一圓邸」で、「一圓邸内覧会と多賀「里の駅」のめざすもの」と題したシンポジウム(参加無料)を開催します。
 多賀はそばの栽培面積では県内第1位です。その多賀そばや有機農業などで地域活性化に取り組む「多賀クラブ」と彦根景観フォーラムの共催です。ぜひ参加してください。
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by machinoeki | 2008-09-11 18:30 | 談話室「それぞれの彦根物語」

ある夏の終わりの日のみつにゃんさこにゃん

 ある夏の終わりの日のみつにゃんさこにゃん 
 「ウマ♪ウマ♪~」   


注)「ウマウマ」の宣伝を目的としたものではありません。
  販売元、アーティストには関係ございません。


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                 ウマウマって知ってる???



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                 最近戦国丸でパソコンをさわっているさこにゃん。
             今動画ではやっている「ウマウマ」に興味を持った様子



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             CDも手に入れて現在お気に入りで踊っているみたいですよ。



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         どうも興味のなさそうなみつにゃんを「ウマウマ」に誘うさこにゃん。




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              でも本当はみつにゃんだって・・・・



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                  おおっ?
         こっそりウマウマを見てるみつにゃん。やっぱり興味あったんだね。



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                  こっそり踊ってたら・・・




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             あっ!!!さこにゃんが!!!笑。




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                みつかったみつにゃん。
       ごまかそうにもさこにゃんにしっかり目撃されてしまったようで・・・。


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                やっぱり二人仲良く  「ウマ!ウマ!」

     ウマウマの途中に違う踊りをいれるさこにゃん。キメポーズ☆



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          さすが殿!ちょう高速ウマウマのみつにゃん。見よ!このぶれっぷり!!笑。



まだまだ残暑は厳しいですが、もうそこまで秋がやってきました♪
いしだみつにゃん、しまさこにゃんもいよいよ本格的に登場できる季節です!

この秋は佐和山城祉での「義の旗のもとに第弐章」や150年祭「ゆるきゃらサミット」だけでなく敵陣お江戸遠征も控え大いに張り切っています。


  全国の家臣団のみなさん!

      お会いできる日を楽しみにしています♪

         待ってるよ~ うま! ウマ! Uma!

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by machinoeki | 2008-09-07 19:02 | さこみつにゃんぶ日記

それぞれの彦根物語9月号御案内

ひこね街の駅「寺子屋力石」《談話室》それぞれの彦根物語

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会 場】ひこね街の駅「寺子屋力石」
(彦根市河原2 丁目3-6 花しょうぶ通り TEL:0749-27-2810)


NPO 法人彦根景観フォーラムでは、ひこね街の駅「寺子屋力石」で、土曜日の午前中に、《談話室》を開いています。
「それぞれの彦根物語」を話の種に、みんなで語り合い、彦根での楽しみごとを共有し、より充実した生活につなげようという企画です。

主 催:NPO法人彦根景観フォーラム 共 催:滋賀大学産業共同研究センター・滋賀大学地域連携センター
後 援:彦根市、彦根商工会議所、(社)彦根観光協会、彦根商店街連盟

※参加費無料 ※定員:30名
※お願い:会場周辺には、駐車スペースがありませんのでご配慮の程お願いします。



【彦根物語50】平成20 年9 月 6 日(土)10:30~12:00
「井伊直弼・大老料理の再現」

小島 盛義 (滋賀大学彦根地区生活協同組合店長)

滋賀大学彦根地区生協では、400 年祭の協賛事業として、昨年の11 月1 日に、大老自筆の献立をもとに材料・調理方法などを推測して再現した料理を、市民のみなさんに食べて頂きました。広報後3 日で予約が一杯になるほどの盛況ぶりでした。



【彦根物語51】平成20 年9 月13 日(土)10:30~12:00
「県内の芸術家さんとの出会い ― 高宮町蝸牛会アート展について」
馬場 貞二 (クラウンブレッド平和堂)


アート展を開催することによって県内の芸術家さんの作品を紹介するとともに、高宮町を訪
れた人達に町並みを歩いていただき、高宮の風と空気と水を肌で感じていただきたいという思
いです。また、テント地に作家さんや園児・学生等に絵や書を描いていただき展示しています。



【彦根物語52】平成20 年9 月20 日(土)10:30~12:00
「400 年祭経済調査からみえてきたもの」
得田 雅章 (滋賀大学経済学部准教授)


滋賀大学産業共同研究センターでは、400 年祭の経済効果について、今年3 月『彦根城築城400 年祭経済効果測定調査報告書』として発表し、多くの新聞テレビで報道されました。
その調査の中心人物、経済学者得田先生の登場です。



コーディネータ:山﨑 一眞
NPO 法人彦根景観フォーラム理事長、滋賀大学産業共同研究センター教授



どなたでも〔話し手〕になれます。自薦、他薦を問いません。下記要領でお申込み下さい。
〔話し手〕 の申し込み事項 ①テーマ ②概略 ③氏名 ④住所 ⑤電話番号
申し込み先: 滋賀大学産業共同研究センター 〒522-8522 彦根市馬場1-1-1
E-MAIL:jrc@biwako.shiga-u.ac.jp
TEL:0749-27-1141 / FAX:0749-27-1431
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by machinoeki | 2008-09-04 15:31 | 談話室「それぞれの彦根物語」

 ひこね街の駅「寺子屋力石」の耐震改修レポート 3

大地震にも耐える伝統民家の改修 


耐震改修の実際
 それでは、改修方針に基づき行われた具体的な施工事例を見ていきましょう。改修は、西澤工務店のご協力を得て、できるだけ市民や学生が参加し、実例で学びながら行うワークショップ形式をとりました。

                                           リポート By E,H

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1,柱の根継ぎと新しい柱の追加
 建物を支える柱の根元が腐っています。
 これは、壁土が経年変化により落ちて柱の周りに堆積し、土壌から水分を吸って柱を腐らせたものです。柱が床下であること、真壁の壁面をパネルで覆っていたため土壁の崩れが発見されず放置されたことに主な原因があります。伝統構法は合理的にメンテナンスができる仕組みになっていたのですが、それが継承されなくなっています。
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 柱の下部全体が腐った柱は、建物を支える力がないため、腐った部分を取り除き、健全な部分にまで新しい土台をつくり、乗せます。石と異なり土台のコンクリートは水を吸収して木を腐らせることがあるため、コンクリートと柱の間に銅板を挟んでいます。銅がさびて発生するイオンが腐食を防いでくれます。
 一方、断面積の半分ほどが腐ってしまった柱は、腐った部分を切りとり、固い「かし」の木で補強しました。
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 さらに、力石は建具店が営まれていた時期があり、建築当初にはあった柱が切除されている箇所がありました。このため、構造的な歪み、変形が大きく、耐震性にも問題があるため、本来の場所に柱を追加しました。
   
2,足固め
 力石には重要な柱と柱を床下で結び、揺れに対して柱がばらばらに動かないようにする「つなぎ材」が不足していました。このため、太い横材をいれて柱をつなぎ足元を固めました。
 柱と横材をつなぐのには「ヨコセン」、「ハナセン」を使い、柔軟性を確保しながらはずれないようしっかりと固める伝統的な技法を用いました。
 さらに金具とボルトで連結し、2重の安全対策を講じました。この様子を現在も見られるよう、床にアクリル板がはめ込まれています。
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3、部屋の四隅を固める
 通りニワと部屋の一部に重要な柱に対してL字型に壁を配置すると耐震性は向上しますが、圧迫感がうまれます。
 この部分は、小さな壁と障子を用いてデザイン的に圧迫感がなく採光、通風が可能な工夫をしました。全面を壁にすることと比べると劣りますが、それでも大幅な耐震性の向上が図れます。
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4,荒壁パネルと木格子
 重要な柱の横に壁を入れるのですが、伝統的な土壁は多くの手間と時間がかかります。そこで、土壁とほぼ同じ機能をもつ荒壁パネルを木枠にビス止めしました。
 土壁は、地震の揺れに対して当初は抵抗しますが、ゆれが大きくなると自ら壊れてエネルギーを吸収し、軸組みに伝わるゆれを軽減する優れた機能を持っています。
 荒壁パネルは、格子に組んだ杉材に壁をぬってパネル化しており、ゆれに対しては、まずビスが抜ける、パネルが少しづつ壊れることでエネルギーを吸収し、柱や梁などの軸組みへの負担をへらすことができます。
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 簡単に取り付けられ交換も容易な荒壁パネルですが、土壁と同じく光や風をさえぎってしまうので、暗くなったり風通しが悪くなります。
 そこで、比較的太い木で格子を組んだものを壁のかわりに重要な柱の横に設置します。
 木の格子は、当初はゆれに抵抗しますが、揺れが大きくなると組まれた木材がひずんでめり込み壊れ始めます。これにより土壁と同じく、ゆれのエネルギーを吸収します。

 外観もおしゃれです。 現在、寺子屋力石では、南国カフェ「ルアム」が営業しています。木の格子が実に美しくインテリアとして取り入れられていますので、ぜひ、訪れてみてください。
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5,リフォームと耐震改修を重ねる
 こうして10月31日に、力石の耐震工事は完成しました。

 この耐震改修はデザイン的にも配慮されており、大変美しい空間ができあがりました。
 いつくるかわからない地震に対する耐震補強は容易に進みませんが、明日からの暮らしを利便にし、美しい空間をつくるリフォームと耐震改修が重なっていれば、誰もが大きなメリットを感じます。
 今回の改修は、こうした点を配慮して取り組みやすい改修の実例を提供することができました。(おわり)
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                完成式のようすとテープカット
    
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by machinoeki | 2008-09-04 15:17 | 滋賀県立大学街なか研究室

大地震にも耐える伝統民家の改修 ひこね街の駅「寺子屋力石」の耐震改修レポート 2

木造伝統構法 耐震改修のポイント
 寺子屋「力石」の耐震改修を実施した木造伝統構法彦根研究会(座長 鈴木 有 名誉教授)は、地震に粘り強く耐える伝統民家の特徴を最大限に引き出す耐震改修の方法を、次の3つの基本方針と5つの指針にまとめました。

                                          リポート by E,H

○3つの基本方針
1 、安全・安心に、そして日々の暮らしが豊かになるように改修する
2 、伝統の意匠を受け継ぎ、歴史ある町並みと調和するように改修する
3 、木造伝統構法が持つ、しなやかな粘り強さを活かして改修する

○5つの具体的な改修指針
1 、年月が経ち劣化した構造を元に戻すために、柱や梁が沈んだり傾いたりしているところを直し、腐った箇所を補修する。

2 、構造全体で地震へ有効に対処できるように、必要なところに、柱や梁などを加えて補整する。

3 、激しい揺れをやり過ごせるように、柱や土台は基礎に固定せず、礎石の上に載せるだけにして、大事な柱の足元を互いに横材(足固め)でつなぐ。

4 、揺れを抑えて耐力を高めるために、四隅に、そして重要な柱のそばに有効な壁などを設ける。

5 、ひずみを受け入れ壊れながら、地震のエネルギーを吸収できるように土壁・荒壁パネル・面格子などを選び、斜め材(筋交い)は使わない。


寺子屋「力石」の耐震性の診断
 寺子屋「力石」は、築150年以上と推定される古民家で、いわゆる「町家」形式です。町家は、農家や武家屋敷とは異なる特徴があり、通りに面した「間口」が狭く奥に細長い家屋で、「通りニワ」とよばれる通路が間口から奧まで通り、それに面して各部屋が1列に並んで配置されているなどの特徴があります。
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 9月29日(土)、実際に床板を取り除き、耐震性の診断、確認を行ったところ、次のような課題が明確になりました。

1、 町家特有の細長い家の形状から、両隣との間には壁があるが、間口方向には壁が少なく柱だけが立っている。壁はゆれに抵抗する要素として大変重要であるが、それが間口方向に少ないため、耐震性が低くなっている。

2 、床下で柱と柱をつなぐ「つなぎ材」が少なく、ゆれに対して柱の足元がばらばらになりやすい。

3 、伝統構法でも一般の民家の場合は、柱と柱の間に太い梁をまわし、梁と天井との間に小さな土壁を入れてゆれに抵抗しているが、力石は天井が低く、小さな土壁を入れていない。

4 、木造の建物は定期的に点検し手入れをすることにより長寿命を発揮するが、手入れがされていないことにより、柱の下部が地盤からの水分を吸って腐り、建物を支える能力を失っている。

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○力石の改修方針
以上の問題点に対して、つぎのような改修方針を立てました。
1、柱の下部の腐りを取り除き、新しい材などで補強する。
2、床下で柱と柱の間に太い横材を入れてつなぎ、柱の足元を固める。
3、可能な場所を選んで、新しく壁を入れる。入れるポイントは、
  ①建物を支える重要な柱の横に壁を入れる。
  ②壁の配置は、建物や部屋の四隅におき、L字型に固める。
  ③壁でふさぐと支障のでる場所は、木の格子などを使う。

 こうして、伝統構法が本来持っている揺れに対する粘りと柔軟に受け流す能力を向上させます。  
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耐震改修前の内部                  耐震改修後の内部
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by machinoeki | 2008-09-04 15:13 | 滋賀大学街なか研究室