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彦根見聞録 『おいしい400年祭、おいしい彦根』

 『それぞれの彦根物語』                                                                              リポート by E.H      【彦根物語50】平成20 年9 月 6 日(土)10:30~12:00
「「井伊直弼・大老料理の再現」
小島 盛義 (滋賀大学彦根地区生活協同組合店長)
 



汲んでも汲んでも次々に湧きいづる「物語の泉」。
今回は、「それぞれの彦根物語」が始まった頃は思いもしなかった50回目。市民の物語が、ここまで豊かで、尽きることなく続くとは想像もできませんでした。
 まだまだ、素敵な人、感動の物語が眠っているに違いありません。

d0087325_14372224.jpg 井伊直弼・大老料理の再現 
 記念すべき50回目の主人公は、滋賀大学彦根地区生活環境組合 店長 小島盛義さん。
 小島さん達は、彦根城築城400年祭滋賀大学協賛事業として、井伊直弼直筆の献立に基づき、幕閣をもてなした「大老料理」を復活し、2007年11月1日、経済学部講堂を彦根藩邸に見立てて、市民ら100名を招待し、料理とお茶と琴でもてなしました。

  「大学生協がなぜ、大老料理を?」と思いますが、実は伏線がありました。小島さん達生協の職員は、学生が朝食に関心を持たないことに強い懸念を抱いていました。同時に、全国各地から集まった学生の多くが、地域と無関係で「彦根に来て良かった」という実感を持たないことにも強い問題意識を持っていたのです。


 立ち話から大老料理が復活

 どうしたらいいのだろうと考えあぐねた小島さんは、ある教授と立ち話をします。すると、その教授は、「そういえば、20年くらい前に、井伊直弼の料理を食べたことがある。資料を探してみる。」と、私から見ればとんでもない事を言い出します。おそらく小島さんもそう思ったでしょうが、教授の方が一枚上でした。翌日には、献立表が届きます。
 ここからが小島さん達の偉いところで、200年1月に、その献立を再現して学生達に試食させ、おいしいという評価を得ます。しかし、原材料だけで1500円、売価は2500円~3000円もする料理を、学生に出すのはやはり無理でした。当然ストップします。
 でも、実行した成果は、みごとに400年祭で復活します。まさに「復活・大老料理」の復活です。
 
衣装も茶器も 思いは伝わる
 おもしろかったのは、このイベントで、学長に井伊直弼に扮してもらおうとしたのですが、衣装がありません。商店街の人に相談したら東映太秦映画村につないでくれて、ついに井伊家の家紋までそろいます。茶道部の協力をえてお茶を出そうと考えますが、100名分の茶器はとてもありません。これも商店街の人に相談したら、快く貸してもらえました。
 困ってもあきらめないで、いろいろな人に相談すればいいんですね。心が暖かくなる話です。


食べてみなくてはわからないこの味を、再び
 大老料理を試食しました。どれもおいしくて、小島さんの話を聞くのも食べながらです。
「いり鶏」は、薄味でヘルシーで女性に人気でした。「鯛の皮付き さんしょ」は、鯛の皮付き切り身を直火であぶって塩味と山椒でぴりっとした味。「赤味噌・魚田青串」は、サンマを素焼きにして、赤味噌をのせ田楽にしたもので、食べたことのないおいしさ。「塩むし きす」は、塩を打って蒸したキスで、栗の甘煮と合わせると本当においしいだろうなと思わせます。
 実は、大老料理が味わえる機会がもう一度あります。2009年3月1日、滋賀大学にて開催予定の「ひこね開国フェスタ」。今回はなかった「鴨、大根おろし」もあるフルセットです。絶対参加します。
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おいしい彦根 
 こういう「彦根物語」もいいですね。これまで食物、飲物の話はあまり出てこなかったのですが、それも不思議ですよね。 「400年祭シリーズ」が終わったら、「おいしい彦根シリーズ」はどうでしょうか? 
 えっ!来週の彦根物語も「おいしい」?  でも、来週は、9月13日(土)10時半から
「県内の芸術家さんとの出会い  -高宮町蝸牛会アート展について」 馬場 貞二(クラウンブレッド平和堂)さんですよ。 ああっ!「ひこにゃんパン」だ!

多賀「里の駅」シンポジウム 
 もうひとつ、おいしいイベントを紹介します。
 9月28日(日) 第1回多賀「里の駅」シンポジウム を開催します。
 11時から「そばの花鑑賞会と新米での食事会」を多賀町一円地区で。参加費は1500円。そのあと14時から築250年といわれ、井伊直弼も泊まった「一圓邸」で、「一圓邸内覧会と多賀「里の駅」のめざすもの」と題したシンポジウム(参加無料)を開催します。
 多賀はそばの栽培面積では県内第1位です。その多賀そばや有機農業などで地域活性化に取り組む「多賀クラブ」と彦根景観フォーラムの共催です。ぜひ参加してください。
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by machinoeki | 2008-09-11 18:30 | 談話室「それぞれの彦根物語」
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