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それぞれの彦根物語45「彦根には素晴らしいモノがありました」 

それぞれの彦根物語45  彦根城400年祭特集

彦根には素晴らしいモノがありました -彦根まちなか博物館-

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彦根商工会議所中小企業相談室 
   次長 安 達  昇







彦根城築城400年祭では、優れた市民プロデューサー達が泉のように湧き出て、多様なアイデアを実現し、まちを盛り上げました。今回は、「まちの便利屋」を自称する商工会議所の安達さん、みんなが頼りにしている安達さんの登場です。

眠っていた「素晴らしいモノ」に光をあてる 
 「彦根まちなか博物館」は一言で言うと、個人や企業などが所蔵しているコレクションに光を当てて展示し、みんなで楽しみ、おもてなしをしようという取り組みです。そこで、タイトルが「彦根には、素晴らしいモノがありました」となるわけです。
 素晴らしいモノとは、明治の3大書家の一人「日下部鳴鶴コレクション」、明治創業私鉄電車「近江鉄道コレクション/ミュージアム」、全国の郷土玩具を収集した「高橋狗佛コレクション」、明治/大正の商店のチラシ「彦根の引札コレクション」で、こんな素晴らしいモノが彦根にあったとはと驚くばかりでした。
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市民を「カリスマ学芸員」に 
 市民や企業からコレクションを集め、展示し、お客さんと交流した大変おもしろい話があったのですが、注目は「カリスマ(市民)学芸員」です。
 2007年2月に募集し、3月に養成講座を開催、3月21日には博物館がオープンし、11月25日のクロージングまで150名の市民カリスマ学芸員が運営をされました。終了直後には、学芸員感謝のつどいを商工会議所で開き、一人一人に振り返りと発表の機会を提供し、お互いに喜びを分かち合っています。その後、全員にクリスマスカードを送り、いい関係を作っています。さすがは商工会議所であり、安達さんですね。
 それから、安達さんの発表は、オリジナル動画を使っていました。しかも、素晴らしい構成と美しさなのです。こんな放送局のようなことができてしまう時代なんですねぇ。
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400年祭への懸念をバネに
 安達さんの話で、商工会議所は早くから400年祭に不安と懸念を抱いていたことを知りました。彦根景観フォーラムも2005年、2006年は400年祭がどうなるのだろうと強い懸念を抱いていたことを思い出しました。そして、独自に2006年5月から400年祭協賛事業として談話室「それぞれの彦根物語」を開始し、彦根の素晴らしいヒトと活動の発掘に取りかかりました。その成果を元に「彦根あそび博」として高宮、鳥居本を含む町歩きプログラムを11回実施しました。その談話室が、現在まで続いているのです。
 あらためて、400年祭を振り返ると、キーワードは、①市民・企業・NPOの力 ②まちの歴史・自然・文化、そして人材を掘り起こす(そういえば400年祭のテーマは「再発見と再創造」でしたね) ③ビジネス発想で自分たちで継続する の3つではないでしょうか。

まちを博物館にする 
 「まちなか博物館」の発想を一歩進めると「まちをまるごと博物館にしよう」となります。「彦根まるごと博物館」は、彦根市の世界遺産懇話会の提言や景観フォーラムが提案している「城と城下町」を基本とした世界遺産登録と重なってきます。では、そこでの「学び、気づき、楽しみ」はどうなるのでしょうか? 「おもてなし」はどうなるのでしょうか? 「カリスマ学芸員」は?
その疑問を解決する一つの提案が、どうやら次回の彦根物語で聞けそうです。


次回は、5月24日(土) 10:30~12:00 
滋賀大学経済学部社会システム学科2回生の河野 晃子さん 他2名による
  「城下町回遊観光促進のための取り組み 
    -ひこねまち遊びケータイ「ひこにゃんをさがせ!」-」
 です。
 城下町の古き良きものを、新しい技術で紹介し、観光客の回遊性と経済効果を引き出そうとする試みをされています。 お楽しみに。 
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by machinoeki | 2008-05-19 21:23 | 談話室「それぞれの彦根物語」
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