LLP(有限責任事業組合)ひこね街の駅 武櫓倶

築城400年祭《談話室》 それぞれの彦根物語 2006.12.16

【彦根物語24】
 「洋画家 父・島戸繁と彦根」     

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島戸 陽




 許された時間内で、果して父の滋賀県ひいては彦根への深い愛情、愛着が聴講者の方々にご理解いただけたか非常に心許なく思っています。
県立静岡大学退職時に、住居を用意するから留まって欲しいと要請もあったそうですが、暖かい明るい静岡から敢て、この寒いけれども愛する彦根へ帰ってきたのは、やはりこの彦根城とその周辺の画材、更には65年に渡る数々の教え子の方々、中には親子三代にわたる方々を自分の分身のごとく考えていたからのようです。

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島戸繁さんと陽さん

 画家アルフレッド・パーソンズの事柄が縁で、今度のこの談話室の機会を与えていただきました。父が昭和26年~28年にアルフレッド・パーソンズについて調査し、滋賀県立短大の機関誌で発表してから半世紀経って、諸先生方に取り上げられたことを父が知ったら、非常な驚きと共に大変喜んだことと思い、早速霊前に報告しました。
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 世間では学校を始めとして、美術活動が極めて低調且、軽視されて、受験勉強と偏差値最優先となって、情操教育が極めておろそかになっていることは、子殺し、親殺し、親と子供双方に情感の欠如が、大きく基因していると思います。一部の地域では情操教育復活強化が叫ばれてきたやに伺いますが、彦根も早く市民、教育者、行政と一緒に、芸術文化の啓蒙強化推進に一日も早く立ち上がって欲しいと強く望みます。
ひいては、市民の協力、総力、意識の昂揚が観光行政の源泉、地域経済の活性化になるのではないでしょうか。

 彦根からは、俳人芭蕉の高弟10哲の一人、森川許六、近代書道の祖、日下部鳴鶴、現代映画の監督育ての親、島津安二郎大監督、歌人召人の木俣修、等々当地の出身です。しかしあとが続いていません。芸術文化の土壌を枯らしてはいけません。
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蜆取り舟




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欅並木







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【追伸】 
 彦根物語23の谷田先生の資料にあるギルバート・サリヴァンのオペラ「ミカド」は昭和24もしくは25年頃、日本にあった歌劇団2つ(藤原義江と長門美保)のうち長門美保歌劇団が京都祇園の歌舞練場大ホールで上演、私はアルバイトの貯金全部ハタイテ階上席から観たおぼえがあり「宮サン 宮サン オ馬ノ前ニ ヒラヒラスルノハ・・・」のメロディを聞くと今でも当時の情景をなつかしく思い出します。d0087325_11583780.jpg











彦根物語24 谷田博幸さん資料より
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by machinoeki | 2006-12-16 17:05 | 談話室「それぞれの彦根物語」
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