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《談話室78》それぞれの彦根物語2010.11.20

【彦根物語78】
 「長野主膳の志賀谷「高尚舘」と志賀谷村領主水野氏」    
 
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谷村 潤一郎  (柏原宿古文書を楽しむ会代表)

 私の地元米原市柏原は中山道柏原宿で、平成10年創立の柏原宿歴史館があります。

 長野主膳の門人は近隣では柏原宿が一番多く、その中で長野主膳夫妻は巌佐由子とは家族ぐるみの付き合いで、主膳夫妻の文書が非常に沢山出て来ました。巌佐家文書を軸に企画展「長野主膳と門人巌佐由子」を開催しました。

 これまで主膳の志賀谷時代の状況は、主膳自作の「長野家譜略・授業門人姓名録」と京都金福寺住職小関魯庵「幕末秘録」がごく一部の記述だけ、私の企画展図録は、その空白部分を埋めた最高唯一の作品だと自惚れていました。とこらが企画展後、志賀谷村阿原代官文書との出会いで、定説を転用した2箇所が誤りであったことに気がつきました。

 相楽院が高尚舘の場所でなく、相楽院は阿原代官屋敷の近くにありました。今一つ志賀谷村領主は有名な紀州藩付家老の新宮城主水野氏でなく、別人の家老水野氏でした。しかし明治の地券証で高尚舘の場所の確定が出来、建物平面図や桜根(本居宣長)神社勧請許可証の発見もありますので、企画展図録誤記の訂正と併せご報告いたします。
                             
「高尚舘」跡地
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阿原代官所有地内、「高尚舘」敷地
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和歌山市史挿絵 (志賀谷村領主「水野太郎作」家)
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志賀谷村領主「水野太郎作家」略系図
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by machinoeki | 2010-12-10 17:42 | 談話室「それぞれの彦根物語」
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