LLP(有限責任事業組合)ひこね街の駅 武櫓倶

《談話室》 それぞれの彦根物語 2008.3.8

【彦根物語40】
 ~ゆらっと遊覧 彦根城お堀めぐり~
『他都市に真似のできない、文化遺産を使ってのまちづくり』     

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小島 誠司
(NPO法人小江戸彦根 副理事長)




 国宝・彦根城築城400年祭を契機に、市民の有志で、彦根城内堀で屋形船を運航するNPO法人小江戸彦根を立ち上げました。堀の水面からの視点で眺める景観は非常に美しく、これを活かしたお堀の利用がなかった事が不思議でした。
 ここに屋形船を浮かべ、新たな視点からの彦根城の魅力によって、観光客の滞留時間を伸ばし、彦根のまちをたっぷり楽しんで戴く道具になれば…という動機でこの事業を始めました。また従来、高齢の方、障害者の方には観光しづらかった彦根城に、船に乗って国宝の天守や櫓に門、壮大な石垣をゆっくりと眺められる屋形船というツールを設ける事で、だれでも楽しめる彦根城にしていけるのではないかとも考えました。
 彦根には他都市の真似の絶対にできないコンテンツにあふれています。
江戸時代の唯一の食用肉近江牛、日本で初めてのりんご園、世界初の自転車発明などなど。
この屋形船も、彦根藩主井伊家の使用したもので、大名・町人を問わず江戸時代の屋形船の精密な復元船としては他に例がありません。また、国指定特別史跡内で恒常的に屋形船を運航しているものとしても日本で唯一です。400年祭期間中の250日間、たった11人乗りの船で1万2千人のお客様にご乗船戴いたのも、多くの方がホンモノを求める時代になってきたからなのだなと感じます。
 文化財をただ貴重なものとして崇め奉っていても、なんにもなりません。地域の人々がそれに触れ、愛着を抱いてこそ、未来に大切に残していこうという気持ちを育めるのだと思います。

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【キーワード】
彦根城、屋形船、江戸時代、小江戸情緒、NPO法人小江戸彦根、小島 誠司、まちづくり、文化遺産、観光資源、井伊家、復元船、大名船
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by machinoeki | 2008-05-15 11:06 | 談話室「それぞれの彦根物語」
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